VTuberをはじめとした配信者が、歌枠配信をするには準備が必要です。
権利関係で問題のない音源を用意するために、何を歌うかあらかじめ曲をリストアップしている方も多いことでしょう。
ここでは、準備した曲のリスト(セットリスト)を効率的に管理するツールを紹介します。
セトリ管理ツール「SETOLI-SAN」(セトリサン)
歌枠の際、大抵は「ここまで歌った曲~いま歌っている曲」を順番に配信画面に表示していくと思います。
OBS(配信ソフト)の操作でいうと、歌い終わるたびにテキストソースを編集し内容を更新していきます。
これから紹介するツールは、このセトリの編集作業を効率化するツールです。
「SETOLI-SAN」でできること
セトリ管理ツール「SETOLI-SAN」を使うと、あらかじめ用意したセトリを任意のタイミングで画面に表示することができます。
リストが画面に表示できないほど長くなったときは、自動的にスクロールしてくれる仕様です。
また、フォントや色を変更できるので、配信画面のデザインにあった見た目にすることが可能です。
さらに詳細な機能については、導入方法を説明した後にまとめて行ないます。
「SETOLI-SAN」を入手するには
「SETOLI-SAN(セトリサン)」はBoothにて販売しています。
300円と安価ですので、もしご興味を持っていただけたら、ぜひチェックしてみて下さい。
「SETOLI-SAN」の導入方法
Boothで「SETOLI-SAN(セトリサン)」を購入すると、OBSに設定するURLが記載されたテキストファイルをダウンロードできます。
ここからは、記載されたURLを使用してOBSをカスタマイズしていきます。
OBS Studioを起動し、「ドック」から「カスタムブラウザドック」を開きます。
「ドック名」は任意のものを設定します。
これから、セトリサンを「ドック」としてOBSの内部に表示していきます。
必要ないときは一時的に非表示にできるのですが、再表示するときにわかりやすい名前を設定しておくと便利です。
「URL」にはBoothからダウンロードしてきたテキストファイルに記載されたURLを貼り付けます。
両方を入力したら「適用」をクリックします。
セトリサンのウィンドウが表示されます。
ウィンドウはプレビューエリアに自由に配置できます。
左側などに配置しておくと便利です。
最後に、ソースに「ブラウザソース」を追加します。
セトリサンで操作したセットリストを表示する準備です。
ブラウザソースのURLには、セトリサンにも記載されているURLを入力します。
幅と高さは任意ですが、ここでは下記のように設定します。
- 幅:1200
- 高さ:500
高さは500~1200にするときれいに表示されます。値が小さすぎると、アニメーションがうまく動作しない場合があるので注意して下さい。
以上で、導入が完了です。
「SETOLI-SAN」の操作方法
すべての操作は「ドック」内で行ないます。
Settingsエリア
配信画面に合わせて、デザインを変更できます。
- フォント
- 文字色
テキストエリアにはセットリストを入力します。
曲ごとに改行してください。
実際の配信画面に表示するのは「Nextボタン」で行ないます。
そのときのセットリストの一番上の曲から順番に表示されていく仕組みです。
「Prevボタン」は戻るボタンです。配信画面に表示した曲をひとつずつ非表示状態に戻すことができます。
この二つのボタンで基本的な操作をします。
previewエリア
Nextボタンを押すと、曲が一つずつpreviewエリアに追加されます。
previewエリアと配信画面の内容は同じものです。ソースを非表示にしていても確認できるように、同じ内容を表示しています。
最下部には「Clearボタン」があります。
これを押すと、配信画面に表示したすべての内容を消すことができます。
「Prevボタン」と違って、完全にデータが初期化されるので注意してください。
以上がセトリサンの使い方です。
歌枠以外の時はドックを消せます
歌枠をするとき以外は、セトリサンが表示されていると邪魔になるかもしれません。
OBSのドックは一度設定しておくと、表示・非表示を簡単に切り替えれるので方法を紹介します。
まず、ドックを消すには右上にある×ボタンを押します。
再表示したいときは、「ドック」から「セトリサン」を選択するだけです。
この「セトリサン」の部分はセトリサン導入時に任意で設定した名前になります。
この操作だけで表示・表示を切り替えることができます。
歌枠でたくさん使ってください!
セトリサンは歌枠の準備をサポートする便利なツールです。
すべての操作がOBSで完結する簡単なツールなので、ぜひたくさん使ってください!
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