FPSゲームプレイヤーをはじめ、ライブ配信画面でキーボードやマウスの入力を可視化したい配信者さんに向け、おすすめの方法を紹介します。
また記事の後半では、VTuberさん向けにキーボードを立体的に表示するテクニックも紹介するので合わせてご覧ください。
【完成形】キーボード入力を可視化する
今回はこんなライブ配信画面を作っていきます。
FPSゲームにキーボードマウスの入力を可視化したものです。
画像ではキーボードの一部のみを表示させていますが、もちろんキーボード全体の表示も可能です。
STEP1:「NohBoard-ReWrite」をダウンロードする
キーボードマウス・コントローラ表示には「NohBoard-ReWrite」というソフトを使用します。
OBSの公式フォーラムよりダウンロードします。
右上にある「Go to download」をクリックします。
ダウンロードページが開くので、NohBoard-ReWriteのzipファイルをダウンロードします。
ダウンロード出来たらフォルダを解凍します。「NohBoard」をダブルクリックすると上記画像のように、圧縮フォルダのウィンドウが表示されます。「すべて展開」をクリックです。
日本語キーボードのファイルをダウンロードする
fpsゲーム用にカスタマイズする場合は必要ないのですが、キーボード全体を表示させたい場合、日本語キーボードの設定を行う必要があります。
デフォルトでは英字キーボードですので、これを日本語に変更します。
以下のページよりダウンロードします。
左上のダウンロードボタンからフォルダをダウンロードします。
ダウンロードしたフォルダには「global」「LikeJP109」のフォルダが入っています。
これらを先ほど準備した「NohBoard-ReWrite」の中にある「keyboards」フォルダにコピーします。
これで日本語キーボードの準備ができました。
STEP2:「NohBoard-ReWrite」を起動する
「NohBoard」を起動します。
青いウィンドウが表示されるので、右クリックをし、「Load Keyboard」を選択します。
fps用キーボードを設定する
fpsゲーム用にキーボードを表示させたい場合は、categoryを「joao7yt」に設定します。
Keyboard Styleはお好みでOKです。無難なのは「clean-black_clean-white」でしょうか。
キーボード全体を設定する
キーボード全体を表示させたい場合は、categoryを「LikeJP109」を選択します。
もしLikeJP109がないときは上記で説明した「日本語キーボードのファイルをダウンロードする」の項目ができていないのでもう一度試してみてください。
「Keyboard Definition」と「Keyboard Style」はお好みで選択です。
STEP3:キーを追加・削除する
キーを追加する
デフォルトからキーを追加したいときの方法も紹介します。
右クリックをし「Start Editing」を選択します。
もう一度右クリックをすると表示が変わっています。
「Add Element」から「Add Keyboard Key」を選択します。
文字の書かれていないキーが一つ追加されます。
今回は例として「B」のキーを追加したいので、Vの隣に配置します。
「B」の文字を設定していきます。
先ほど追加した文字の書かれていないキーをクリックし、画像のように紫の枠で囲まれている状態にします。
右クリックをし「Element Properties」を選択します。
ウィンドウが表示されるので、以下を入力します。
- text→「b」
- Shift Text(Shiftを押したときのテキスト)→「B」
- Text Position→x軸座標とy軸座標を数値で調整します
- Key codes→今回は「66」
Key codesはキーボード入力を識別する番号です。bならば「66」、aならば「65」とかです。
設定したいキーに合わせて番号を調べる必要があります。
以下のサイトを参考にどうぞ↓
keycodesを入力したら中央付近にある「Add」ボタンをクリックします。
すべての入力が終わったら「Accept」をクリックして追加完了です。
キーを削除する
いらないキーを削除する方法の紹介です。
消したいキーをクリックして枠が紫の状態にします。
右クリックをし、「Remove Element」をクリックしたら削除されます。
STEP4:【OBS】配信画面を設定する
「NohBoard」をOBS上に表示させ、背景を透過するところまで設定してみます。
「NohBoard」を起動した状態で設定を始めます。
OBS上でソースのところで右クリック→追加→ウィンドウキャプチャで「NohBoard」を取り込みます。
「NohBoard」が表示出来たら、いま追加したウィンドウキャプチャを右クリック→フィルタを選択します。
左下の+ボタンから「クロマキー」を追加します。
背景の緑がいい感じに消えるようにパラメータを設定します。
不透明度を下げてみるのもおすすめです。
背景のゲーム画面も透けて見えるようになるので、邪魔になりにくい設定です。どのくらい透明にするかはゲームの明るさによって変わるので、いい感じにしてみてください。
【VTuber向け】こんなカスタマイズもできます
OBSの設定次第でデザインも柔軟にカスタマイズできます。
下記に添付したツイートの例では、下記のツールを活用しています。
- NohBoard-ReWrite(キーボード表示)
- StreamFX(角度調整)
VTuberさん向けではありますが、実際のタイピングしている様子を表現できるアイデアです。
詳しい設定方法は下記の記事で説明しているのでぜひお試しください!
以上、キーボードマウスを配信画面に設定する方法でしたー。
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